FC2Blog | RSS1.0 | ログイン | 投稿 

digit@l cowboy BLOGstyle

連日放送しているアニメの中から、ジョーの感想をアホのように語るブログ。 アニメ・漫画・映画・スポーツ・ゲーム…と興味はいっぱいv TB・コメント・無断リンクも大歓迎でありま~~す!!
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.--.-- --:-- | スポンサー広告 | trackback(-) | comment(-)
一度書いたのに、不注意で消してもうた……
切ないから書き直し。あーあ、久々に感想書こうとしたらコレだよ……orz

さてさて、WOWOWの試写会で観て来ましたよ、「X-MEN -ファイナルデシジョン- (X-MEN THE LAST STAND)」。
まあ、どうして邦題に片仮名で態々「ファイナル」って付けるのかは放っておくとして、「最高のクライマックスがやってくる」と銘打っているからには最後のシリーズなんだろうな~~と思いつつ行って来たのです。

はいはーい、こっからネタバレでございます。
ヤバッ……って思った方は、今直ぐに引き返して下さいな~~。

ジーン、生きてたよ……(驚)


2で流した涙を返せーって感じですが、ジーン生きてました。しかも、最強キャラとして戻って参りました・・・orz
初っ端からネタバレMAXですが、まあそれが発端だから仕方ないわなー。
「キュア」という、ミュータントをフツーの人間にしてしまう薬が開発されて(一人のミュータントでありながら、ミュータントの力を無効にする力を持っていた少年のせいですよ)、マグニートーがそれを利用して「人類はミュータントを滅ぼそうとしている」と仲間を煽動するんですな~~。
しっかし、今まで献身的に使えて来たミスティークが人になっちゃった途端に捨てられ、腹いせで人間に情報売るとは……(人間版のがキレイw)

んで、戻ったジーンは二重人格でした・・・。
プロフェッサーことチャールズによって、恐ろしい力を封印したがために分裂して、ジーンでない「フェニックス」は抑制ができない危険キャラ。
しかも力のレベルはミュータントで断トツと来たもんだ!!(そんな設定、絶対に後付けだろーっ!!)

ここで一番ガーッカリなのは、本来はジーンの伴侶になるべくスコット(サイクロップス)がジーンによって殺されてしまったこと・・・orz
    あ、有り得ない・・・(涙)
しかも、恋人(スコット)がいなくなった途端、めちゃストレートに言い寄るウルヴァリン・・・(やっぱり獣だから?)

まー、元々「X-MEN」ってそーなんだよね。
「えっ!? アメリカの少年ってアメコミ読まないの!?」ってくらい、仲間うちで恋人がぐーるぐーる変わったり(ビバヒル状態)、夫婦になったジーンとスコットにウルヴァリンが言い寄って、それにジーンも満更じゃないという・・・(涙)

ちょっと、奥さん!! それって不倫ですよ~~!!!

流石に映画ではその点が問題なのか、どーしてもウルヴァリンをヒーローにしたいのか、邪魔なスコットを消したのでは・・・と怪しんでしまうのですよ。
(まー、ビームを目から出すだけの攻撃では、ちとヒーローとしては味気ないのかも知れないな~。攻撃はアナクロでも、半分不死に近い身体は脚本的にも美味しいだろうけど・・・)

大体、ジーンは確かにキレイだけとモテ過ぎですよ。
ローグは「恋愛したい」「男に触りたい」「キスしたい」って接触欲求不満で観ていてイタイよなぁ~~。
原作ではもっと人の力を吸収して、空飛んだり、なんでもできちゃうミュータントになって戦うはずなのに、男のために治療を選ぶって・・・orz
我的にはストームとシャドウキャットことキティのが観ててホッとするっス。
我が男だったら間違いなくストーム選ぶけどなぁ。原作の絵でもハル・ベリーでも絶対にそーだべ!!
(しかし、ハル・ベリーの出演選択って、清々しいほど笑える。演技上手いのに、オスカー女優なのに、キャットウーマンとX-MEN!! 楽しんでるみたいで好感持ちますぞ)

んまぁ、原作もすんごい量だし、ミュータントだって多いし、一人一人の設定とか守っていたら、ちーっとも二時間の映画にならないのは解っているけどね・・・。エンジェルもやーーーっと出たけど、アレだけだし・・・。ガンビットは「ファイナル」ってのに出て来なかった!!! ぶーぶー!!
文句言ったら切りがないのは解っているんだけどね~~。んだば、面白かったポイントってやつを語って行くとします~~。

まずは、大勢のミュータントが出るので、ドーーンっとキャラが出て来ること。
マルチプルマンはちと嬉しい。(でも、心の中で「多重影分身」と言ってしまうのだv)
マグニートーのチャールズの悪口を言うのは許さないって姿勢。(尊敬しつつも志が変わっただけなんだもんねー。ジジイの友情って不思議)
ビースト(ハンク)の見た目を裏切る、温厚さと柔軟さがステキ。
アイスマンvsパイロが見れるトコ。(パイロ、2でマヂでムカついたもんな~~。原作でも好きじゃなかった。炎アイテムはワンピのエースみたいでかっこいいのに~~)
最後の最後はもうなんでもありって感じで、重力さからいまくりで面白かったヨ☆

んでも、やっぱり一番大事でインパクトがあったのは、「序盤の伏線」がすんげー大事ってこと。
エンドロールの後でオマケ映像みたいなの最近多いけど、そこに出たストーリーはまさに「えっ!!」って感じ。
もー、驚いた声が観客から一斉に出た時は、ちょっと鳥肌ものでしたぞ~~(笑)

間違いないね、絶対に続編あるよ(笑)

ジジイたちはしぶといし、まだまだ出てないミュータントはいるのです!!
ここは「バットマン」みたいに、フォーエバーの後に「始まり」が来てもいいんじゃないっスか??
惜しいのは、夏休みが終わっての公開ってこと。スケジュールが大変みたいだけど、娯楽作はもっとドカーンとやらなくちゃダメっスよ!!

あー、なんかまたアニメ観たくなって来た・・・またテレ東でやってくんないかなぁ~~(笑)
スポンサーサイト
2006.08.30.Wed 02:40 | 映画 | trackback(0) | comment(0)
ずーっと観たかった[海を飛ぶ夢-THE SEA INSIDE-(※サイトはスペイン語)]を観て来ました!!!

いや~~、一言だと「号泣」ですよ!!!
ハンドタオルは絞れそうなくらいグッチョリでした・・・最初からずーっと泣いてたんだから当然だよな・・・(涙)
しかも、この話は実話をもとに作られた真実の話。その分、重みがありすぎて、嗚咽が止まらなくなっちゃうんだけどさ・・・。それでも、人間として生きているからには、いづれかは直面するかも知れないケースに、感情移入も半端ではありませんでした~~。
まずは、ココを御覧下さい。主演のハビエル・バルデムです。オフィシャルサイトや映画のポスターなどにある初老の男性・・・あれはこの彼が特種メイクによって作った姿!! 四肢麻痺という大きな役を、こんな屈強な若い男性が演じていたんだから恐れ入ります!!!

主人公のラモン・サンペドロは若い頃は船乗りとして世界を航海していた。世界各地を見て、逞しい身体で生気に満ちあふれていた。そんな彼が四肢麻痺になってしまったのは25歳の夏のこと。その後28年間もベッドに縛り付けられ、手足の自由も利かず、なにをするにも家族の世話になる日々を送っている。
いつも笑顔を絶やさず、ウィットに富んで、時にシニカルで、それでいて暖かい・・・そんなラモンを慕う友人も多かった。四肢麻痺でありながら、実際のラモンは女性にもよくもてていたらしい。

身体は不自由になっても、一見では幸せに見えるラモン。それでも彼の本当の望みは「死」だった。
自分は「生かされている」のであり、「生はもはや権利でなく義務となっている」―――四肢を動かせない彼にとって、自殺すら人の手を借りなくてはできないのだ。

だから、彼は司法に訴え、友人たちに手伝いを乞う。自分を本当に想ってくれる人は、自分を逝かせてくれるに違いないと信じていたからだ。

尊厳死協会のジェネから紹介されたのは、美人弁護士のフリア。彼女はなぜか無償でラモンの件を請け負った。
彼女自身、難病に身体を侵され、死の恐怖に震えていたからだ。ラモンと接し、ラモンの生と死の考えを理解することによって、自らの闇に立ち向かおうとしていたのかも知れない。

シングルマザーのロサは男運がなく、2人の子供を抱えて工場で働いていた。イヤなことばっかりの日常で、アマチュアのDJとしてラジオで話すことだけが埃だった。
そんな彼女はTVでラモンを知る。自ら命を断とうとする障害者に、自分ができる手助けをしたいと気持ちの赴くまま押し掛けてしまった。
けれど、彼女がしているのは偽善であり、誰かの世話をするという行為で自分の存在意義を見出したいというエゴ。ラモンに指摘されて、逃げるように去った彼女だけど、そのことが発端となってロサはラモンを心の拠り所とするようになった。

ラモンの訴えはそう簡単に通るものではなかった。
司法と宗教は別という姿勢はあるものの、法によって事実上の自殺を認めることは難しい。しまいには司教が「ラモンが死を考えるのは家族が彼を愛していないからだ」なんでTVで言う始末。
実際のラモンの家族は、彼の世話をすることを苦と思っていなかった。いや、もしかしたらある時期まではあったかも知れないけれど、誰も心からラモンがいなくなって欲しいなんて思ってはいなかった。
弟のために船を降りて農業をしている兄ホセ。
一日中、義弟の世話や家事をしている義姉マヌエラ。
利口ではないけど、反抗期もなく手伝いをする甥ハビ。
惚けてるんだか、置き物みたいな父ホアキン。
―――それぞれにラモンを愛しているから、彼の苦しみも知っているから、黙って彼の気持ちを汲み取ってやりたいと思っている。
愛する人と、もう2度と話せなくなるなんて、どうして望むことができるんだろう!!!

ラモンは誰も罪に問われない方法をずっと考えていた。
自分の死への旅立ちに必要なのは、誰かのあとほんの少しの勇気だけだった。
ロサやフリア、自分を慕ってくれる女性に助けを求め、その中で切ない恋もした。
思いが交差しては離れて行った。
フリアの病は段々身体が弱って行き、最後は脳を侵食する病。フリアは「同志」であったことを少しずつ忘れて行くのだ。

意識を集中し、ギュッと目を閉じる。
深く呼吸するとラモンの意識は空を飛び、青い海へと飛んで行く。自由に浜辺を歩き、逞しい身体で彼女を抱き締めることもできた・・・。
その時、流れていたトゥーランドットと美しいスペインの自然がとても綺麗で、なんとも切なくて、涙が溢れて来てしまうのです・・・!!!

あの夏の日にラモンは既に死んでいた。
四肢麻痺になった日から、ラモンたせと思っていたものは抜け殻に過ぎなかったんだな・・・。
この映画は看護する側、される側の両方の視線が描かれている。
「生きているだけで幸せだと思え」と、失った物の大きさに傷付いている者に言うのは本当にキツいことだと思ったよ。
障害に大小なんてないけど、生れつき動かない身体だったら、ラモンはもっと「生きよう」とどん欲になったかもしれない。
唇の動きだけて移動できる車椅子や、目線で文字が打てるワープロなんかも手にしていたかも知れない。
ただ、人って言うのは元々あるものを失った時のショックが本当に大きいんだよね。
ここで、ハビエル・バルデムを起用した理由が解る。
彼はガッシリしてて、太陽と潮の香りがよく臭う男だ。回想シーンで見る彼は輝いていて、その日々があまりにも身近だった。ラモンの中では、あの事件の日の方が現在よりもクリアーで、ベッドに横たわる今こそが死後の世界のようだったんだろうな。
ロサに「死んだ後で魂となってでも私の側に来て欲しい」と言われたラモンは、死後の世界は無だと言った。見て来たような口調だったけど、ラモンはこの28年間を「無」だと言ったのかも知れない。

四肢麻痺に関わらず、今後の人生で、自分も看護する側やされる側になる日があるんだと思う。
その時にラモンのように「死にたい」と思うのかは解らないけど、人間らしく生きることができないんだったら、我も同じ気持ちになるのかも知れない。
また、どんなに好きで愛している人が、自らの人生に希望を見出せず、死を望んだとしたら、自分は黙って見送ることができるだろうか・・・。
義姉のマヌエラはラモンを我が子のように世話をしていた。毎日毎日、大変なことが多かったろうに、死を選んだラモンを止めることはなかった。自分が28年もしていたコトを否定されるような気はしなかったんだろうか??

「してあげる」「してもらう」という行為を、もっと深いところで感じる気持ち。我にはそれが欠けているというか、まだないのかも知れない。
50:50やメリット&デメリットを考えているようじゃ、まだまだ人間として未熟なんだろうな・・・。
相手の身体が不自由ということで、もしかしたら自分は「優位」を感じてしまうのかも知れないな。ダメだなー、言葉では相手を尊重しつつ、心のうちでは思いが足りてないんだから。
マヂで自分の偽善っぷりも露呈してくれる映画ですわ~~。
「世話してるんだから、頑張って生きてくれ」ってコトじゃ、相手の位置にたった介護なんて無理だろうなぁ~~。

映画の最後、ラモンの「尊厳死」を最初から支援して来たジェネは結婚し、妊娠し、子供を産みました。
幸せそうに浜辺で父と遊ぶ子供を、静かに死に向かうフリアの横で見る彼女は一体なにを思っていたんだろうな。
生気に満ちた子供と、いま費えようとする命。陰と陽のようでいて、それは地球みたいに真ん丸にも思えたよ。

ともあれ、この映画は中高学校でも見せてあげて欲しいです。「麻痺って大変だな」って感想だけでもいいし、もっと深い部分を感じとってもいい。色んな人の思いを汲み取れる大人になるために、この映画はぜひぜひ見て欲しいと思います。

そして、この難しい役をこなしたハビエル・バルデムは素晴らしい。派手でなく、それでいて存在感のある演技。ベッドの上のラモンと若かりしラモンを演じ分ける技量は素晴らしいものです!! もっと彼の映画公開しないかなぁ~~。

ラモン・サンペドロは沢山の言葉、詩を残した。
口で銜えたペンで、丁寧に綴って行った。それは本となり、現在も彼の思考はこの世の中を漂っている。
彼はちゃんと無になれたんだろうか・・・。


日本語の公式ページはコチラ
2005.05.07.Sat 15:45 | 映画 | trackback(9) | comment(4)
フランスの少年たちの映画[コーラス-Les Choristes-]を観て参りました~って、もう一週間経っちゃうけど(涙)

えーと、久々に映画を観倒すぞーと選んだのが「コーラス」。
戦後のフランスで手が焼ける少年たちを収容した施設でのお話ですよ。
この物語は1人の初老の音楽家の回想から始まるのです。

音楽家として成功したピエール・モンジュは公演前に母の死の知らせを聞く。世界中を飛び回る彼が久々に母のお別れに戻った夜、1人の男が訪ねて来る。その男は幼い頃にいた施設「池の底」の児童の1人ペピノ。彼等の恩師マチューの形見をモンジュに渡すためだった。2人はアルバムの集合写真を見ながら、幼い頃に思いを飛ばして行った。

マチューは音楽教師だった。
音楽家としては成功できず、教師としてもイマイチ。やっと就いたこの職も、教師より舎監としての役割が多かった。しかも、この「池の底」は横暴な校長と素直じゃないネジまがった少年たちが年中やり合っている寄宿舎なのだ。
一番小さな孤児のペピノは、死んでしまった両親をいつも門のところで待っている。彼曰く「土曜日に迎えに来る」のだと。問題児はたくさんいた・・・というよりも、問題児しかいなかった。
彼等の悪戯に怪我をする職員も多く、げんにマチューの前任の舎監は腕を何針も縫って辞めて行ったのだ。

マチューはどうにかして少年たちと近付き、悪戯や脱走もない平和でゆとりのある子供にしようと努力するけど、どれも子供達の心には届かずにいた。

「合唱で子供達を更正できないか??」・・・そう思い立ったマチューは子供達に歌を教えはじめる。
始めはそれぞれが面倒臭そうにしていたが、次第にまとまって行くにつれて、子供達の悪戯は少なくなって来る。
その中で天使の容姿でタチが悪い(校長談)モンジュは練習に加わることはなかったが、夜に誰もいない教室でこっそり練習をしていた。その透き通ったソプラノはマチューを驚かせる。モンジュの歌声には音楽家としての資質が溢れていたからだ。

マチューと合唱によって、子供達は変わって行く。
「やられたら、やりかえす」合い言葉のように言っていた同僚の教師や職員たちも、子供たちの個々を認めるようになっていた。
少しずつだけど、改善の方向へ向かっていた頃、「池の底」にある少年モンダンが入舎して来た。
モンダンは乱暴で嘘つきで手癖も悪く、なによりも心を病んでいた。精神科病棟から様子を見るという面目で来た彼は、子供達を不安にさせる存在だった。
モンダンが脱走した頃、校長室から施設の運営費が盗まれた。戻って来たモンダンを校長は手荒い折檻で詰問するが、モンダンは最後まで自分がやったとは言わなかった。結局、この一連の行為が問題となってモンダンは施設を去って行くことになる。(お金を盗んだのは他の生徒だったんだけどね~)

マチューの合唱団は校長に黙認されるようになっていた。
施設のパトロンであり、教育委員会に強いパイプを持つ侯爵婦人が合唱教育について好感を持ったからだった。校長はこの企画を自分の手柄として、あわよくば勲章を戴きたいと思っていた。
けれど、自分が会議に出ている間に寄宿舎が火事騒ぎ!! ボヤ程度で住んだものの、留守中に子供達をつれて出かけていたことがバレてしまった・・・。もちろん、火事を起こした始末はマチューが解雇という形でつけられてしまう。
しかし、その火は校長が折檻し、とことん痛めつけたモンダンの復讐だったのだ。次の施設を脱走していた彼は、上がる煙りを遠くでみてほくそ笑んでいた・・・。

子供たちと別れの挨拶をすることも許されず、1人で荷造りして行くマチュー。
校長の命令を破ってでも見送ってくれるヤツもいるかと淡い期待をしたけど、誰も彼を追って来ることはなかった。
寂しい気持ちを隠さずにトボトボと歩くマチューに、少年たちの歌声が聞こえて来る・・・。
飛んで来る神飛行機には少年たちからのメッセージが書かれていた。それを一枚一枚広い、美しいコーラスをバックにマチューは歩を進めた。その顔はどこか晴れ晴れとしたものになっていた。

マチューが去った後、横暴だった校長は職員たちの訴えにより解雇された。モンジュは母の再婚でリヨンに移り、その地の有名音楽学校へ進んで行くことになる。優秀な教師と恵まれた環境によって、モンジュは立派な音楽家になることができた。
その後のマチューについて、モンジュはなにも知らない。彼の形見を持つペピノは、日記に書かれなかったその後を語った。
学校を出たマチューはバスに乗ろうとした時、荷物を抱えて追い掛けて来たのはペピノだった。
「ぼくも先生と行きたい」小さい身体で訴える。
一度は振り切ってバスに乗ったマチューだったが、身寄りもなく成長も遅いペピノを放って行ける訳がなかった。
ペピノはずっと言っていた「土曜日の迎え」はその時事実になった。マチューとペピノが発ったその日は土曜日だったのだ。

モンジュやペピノの人生をこんなにも変えたのは、1人の教師マチューだった。
名もない、1人の音楽教師が少年たちのターニングポイントとなっていた。ずっとずっと忘れていたモンジュは、若い頃には彼に感謝することもなかっただろう。
実際の世界でもそうだよね。
自分のために善かれと、親や教師がしてくれたことを、感謝もせずに無意識に受取っていた自分。時にはウザく思ったり、お節介だと噛み付いたりして・・・
今の自分に満足なんてしていないけど、色んな外からの意見や刺激があって、自分の人格の形成ってのはできてんだと思うよね。
変わろうと思って変えられる人生だったら楽だけど、大抵はどうにもならないことばかり。幸運にも転換期を与えてくれる恩師に出会えるなんて素敵だし、すっごく羨ましいことだと思う。

最後に、ペピノ役の子って初老モンジュの息子なんだってね。なるほど、そう言えば顔が似ている・・・。けど、一体いつの子なんだろ・・・撮影当時にどう見ても6才だとして、ジャック・ペランが58くらいの時の子!? すげーな、フランスの俳優は!!w

綺麗な歌声と少年たち、美しい映像もありのフランス映画。文部省も推薦の子供に見せたい映画です。
2005.05.07.Sat 14:10 | 映画 | trackback(5) | comment(0)
レニー・ゼルヴィガー主演の「ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月(Bridget Jones: The Edge of Reason)

ドタバタ負け犬ブリジットが、見事にやり手の弁護士マークを恋人にしたトコで前作は終りだったけど、本作はその後の話。
身体の相性はバッチリだし、携帯のラブメールも頻繁。仕事も手につかないですっか~り幸せ満開モードだったブリジットだったけど、唯一気になるのはマーク(コリン・ファース)のお堅い仕事とその仲間たち。
マークの相手として完璧になりたいけど、やることなすことが空回りで、美人でスレンダーで若い秘書レベッカに嫉妬する日々。
愛しているけど不安で、相手の落ち着いた態度を不審に思ってしまう。しかも元上司で元恋人の軽薄男ダニエル(ヒュー・グラント)と再会して、ミョーにちょっかい出されちゃうし・・・。ついつい物事を悪い方向へ考えちゃうのは、やっぱりブリジットに染み付いた負け犬根性らしい・・・。

とにかく、キュートなトラブルメーカーのブリジットは前作以上に飛ばしています(笑)

仕事での失敗が変に上に受けて、ブリジットは今はケーブル局のレポーターとなっている。
ぽっちゃり体型をミニスカートに押し込んで、見栄で買ったドレスも周りからは浮いちゃって、お堅い弁護士会のパーティーでは更に自分の無知さを晒してしまった。
自分を庇ってくれなかったマークを責めて「別れる」と言うブリジットを、マークは似合わない愛の言葉で宥め、再びラブラブモードに突入するが、まだ美人秘書のことは解決していない。
二人で行こうと計画したスキー旅行も行った先でレベッカたちとバッタリ会って、結局同行されちゃうし、「スキーは得意」と嘘をついたもんだから頂上で放置されて大変だし、妊娠しているかと検査薬を使ってみれば、子育てについての相違が出るし、赤ちゃんなんて出来てないし・・・もう最悪!!!

色々な失敗と嫉妬と誤解をない交ぜにしたブリジットはとうとう本気でマークとの別離を決心する。
いつまでも結婚という言葉を口にしないマークと、自分達の間にある世界の違いをあからさまにして、セックスでは解決できない溝を自覚してしまったからだ。
でも、ついつい待ってしまうのは彼からの電話だし、今でも「レベッカなんてどうでもいい、君がいいんだ」とマークが言って来るのを待っている。

そんな中、旅行番組のレポーターとなって人気のダニエルとコンビを組んでタイを紹介する仕事が舞い込む。過去の忌々しい記憶もあるが、ここは仕事と割り切って行くものの、女性を扱うのに長けたダニエルに旅先でのロマンティックさも相まって、ついにベッドイン寸前まで来てしまった!! 辛うじてそうならなかったのは、好き者の彼が前夜に続いてタイガールを予約して呼んでいたため・・・こいつの女好きは死んでも治りませんわ~(笑)
2005.04.03.Sun 17:00 | 映画 | trackback(1) | comment(0)
今回のアカデミー賞で主演のジェイミー・フォックスが見事、主演男優賞を受賞したワケで、シャンテシネは大変な混雑をしています・・・。

もっとデカい箱で公開しろっての!!(怒)

なんのコトかってゆーと、それは「レイ -Ray-」のこと。
日本のバイヤーの読み違いというか、またしても「豪華キャストがいないから、大々的に公開しても人が入らないだろう」と思った感じがプンプン臭って来ますな~~。
んでも、オスカーはもちろんのこと、本年度はグラミー賞も「Ray」一色で、いかにアメリカ人にレイ・チャールズという人が愛されていたのかということが解りますねぇ~~。
我にしてみれば、気がついたらレイ・チャールズはアメリカ音楽界の重鎮で、もうお爺ちゃんなのに精力的に活動するな~~ってね。麻薬のことも知っていたけど、彼の生い立ちまでは気にならなかった。ぶっちゃけ、アーティストってのはみんな麻薬しているんだと信じていた節もあるしな・・・(ヲイ!)

この「Ray」はレイ・チャールズ本人が「ジェイミー・フォックス
だったら自分を演じて良い」という太鼓判を押してから、彼が亡くなってしまった後までの長い時間をかけて撮影したもの。歩き方、話し方、歌・・・なにもかもをコピーした、否、ジェイミー・フォックスの身体にレイ・チャールズの魂が入り込んだかのような熱演が、観客に雑念を抱かせることなくその時代の音楽と空気を感じさせるんだよね。
まさに、今年の賞レースは「レイ・チャールズへのオマージュ」といったところだったのだ~~。

まー、この作品はこれから上映館も増えて、何万人って人が見るだろうし、伝記映画でもあるので下手に粗筋を説明してもしょうがないんで、ここは我の主観の感想を書いて行くつもりダス☆

幼少時のレイはまだ目も見えて、貧しいながらも自尊心と自立心ある母に育てられた。
弟を亡くし、視力を失くしたレイに、母は厳しく躾をし続ける。
「施しは受けるな。盲目と言うことを人に知られるな」と、あまりに厳しい指導は子供のレイには辛いことだったと思う。
それでも、失明した息子の名が「Ray」なのは皮肉だよね。
一種暗示があるのかと思ってしまうくらい。この単語には放射線や光明、ひらめき、希望の光・・・といった意味合いがある。貧しい親が子供につける名前にはピッタリだろうけど、失明した彼が持つということに神憑かり的なものを感じるんだよね。

レイ・チャールズに取って、音楽はまさに「一縷の希望」。神様がくれた唯一の武器だったんだな。そして、彼はたくさんの人に利用され、利用し、また利用されながら成功を積み重ねて行った。苦しみから逃れるために始めたドラッグが、身体と社会的地位を蝕んでも、救いの手を差伸べようとする妻の手を取らなかったのは、内面の最奥にある「罪悪感」と向き合えなかったからなんだねぇ・・・。
どんな立派な人だって、自分の中に触れたくない暗い部分があるだろうし、レイの場合は幼年期の過ちをずっと悔いていたんだけど、それってのは「もういいよ」と心を包んでくれる母の手が欲しかったってことなんだろーね。
自らも病弱だった母は、息子が欲しがる優しい腕を与えず、自分がいなくなった後の息子の心配をしちゃったんだな。どっちも正しくて、ほんのちょっとの行き違いが長くレイの中で渦巻くことになるんだわ・・・うーん、深いですな。

とりあえず、レイ・チャールズは昨年亡くなってしまいました。
我が知っている曲も劇中にいっぱい流れました。沢山のヒットと沢山の女性、子供、孫に愛されて、最後は幸せいっぱいで天国に旅立ったわけだ。
なんて幸せな人なんだろうって思ったよ。
好きな音楽をやって、みんなに愛されて、成功して人生を終えたんだから。ハンデを克服して成功した彼を「アメリカン・ドリーム」なんて在り来たりな言葉で言いたくないけど、自分の才能だけで成功したレイ・チャールズはアメリカ人の誇りで憧れなんだと思った。
ただ、一つだけ言いたいのは、いくら他にいい作品がなかったからと言って、偉大な人が死んだら全てが「ありがとう!! レイ!!」みたいな感じになるのはどうかな~~。アメリカ人の悪いトコだと思うけど、全員が一斉に奉りたてるんだよね・・・グラミーは流石に退いたよ(溜息)

でもまぁ、本当にジェイミー・フォックスの演技は素晴らしい!! 実在の人物を演じたジョニー・デップとディカプリオに比べたら、研究度もなりきり度もダントツですよ。
ちょっと懐かしいアメリカを見たい、素晴らしい音楽を聞きたいんだったら、この週末にでも「Ray」を観に行ったらいかがでしょうか・・・☆
2005.03.05.Sat 00:34 | 映画 | trackback(0) | comment(0)






<< 2017.04 >>
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -
ENTRIES
CATEGORY
ARCHIVES
COMMENTS
TRACKBACKS
LINKS
PROFILE

joe
【生息地】
ペコポンの日本、東京に滞在中。

【生態】
漫画・音楽・アニメ・映画・スポーツが好きなペコポン人。噛み付きませんが毒は吐きますヨ~。
楽しいことがトコトン大好きv 欲望にはどこまでも忠実でありま~す!!
どちらかと言うと「乙女心」ってヤツが全く理解出来ていません。

【餌】
スイーツ(チョコ&ケーキ)と寿司、イタリアンとフレンチはコースで食べたい派。最近はスペイン料理に心を奪われている…

【特徴】
独りで勝手にハマッて友達等に布教(熱弁)しるのが悪い癖…みたいっスよ。
理性のブレーキ部分が脆弱で、ついつい散財してしょーもないコレクションが半端に溜まってるらしい。

【弱点】
色男&金髪&かっこいい&影のある男&誠意がある&遂行力のあるイイ男にすっっごく弱い。

【嫌い】
煙草とバカと非常識。虫全般と不味い御飯。緑茶。

【コメント】
なんか、我はどうもブログが長文で、右部分(こっち側ね、こっち)が異様に余るんだよねぇ…。貧乏性だからスペース空いているとどうも落ち着かんわ~ってコトで、意味もなくプロフィールをダラダラと書いてみたヨw
しっかし、こんなに長文なブログでいいんだろうか…でも知らない間にずんずんと長文で語っちゃうんだよ。まあ、長い時は「面白くてjoeの思い入れたっぷり」ってことなんで、推薦基準になってるカモ??
ともあれ、このブログは暇な人だけ読んでくだされば結構ですだ~。
コメントは有り難く頂戴しますが、誹謗中傷や殺傷力のある悪意コメントはIP保管で削除するっス(アク禁もするヨ)。はいはい、ごめんなさいよ~。

********************
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。